ただの絵描きが入緑した話(入緑記事&推しの布教)

 

 

入緑記事

自己紹介

こんにちは。くしらっちょ(https://twitter.com/kusirara)です。

2020/9/3に入緑しましたので記事を書いています。(正直自己満足という側面が大きいです。)

atcoder.jp

 

私のレーティングのグラフは上図のようになっています。入茶が5/8なので実に4カ月かかっていますね。割と平均的かとは思うのですがTwitter上の競プロerを見ると遅いっていう評価になりますね。(みんな早すぎる(-_-;))

正直私が緑を舐めていたこともあって、700帯で停滞してしまいかなり時間がかかりました。chokudaiさんの色別評価を見ると、「俺でも行けんじゃね??」と勘違いしちゃいますよね???

実際、当時の問題と比べてもAtcoderユーザーの平均的なプログラミング力が上がっていて難しくなっているという側面もありそうですが、、、

chokudaiさんの記事をみるに当時は緑コーダーは全体の上位30%でしたが、今では上位15%らしいです。コロナの影響で登録だけをすました黒/灰色コーダーが増えた影響で相対的に上がっているのかなという印象です。(Twitter見ると周りのレートが高すぎて下位30%ぐらいに見えちゃうんですけどバグです。)

精進方法

私は入緑が遅れてしまったのであまり参考になるかは分かりませんが、よろしければ見て行ってください。

ABCの過去問を中心に勉強しました。毎日CD問題通知Botもよく利用していました。おすすめなので、Botと製作者様をフォローすることをお勧めします。

 

twitter.com

私は過去に解いた問題をもう一度解くという精進方法を主にしていました。そのおかげで本番でもすぐ解法を思いつけるようになったかなと思います。chokudaiさんも4完あたりの人への精進方法として進めていました。

典型90もちょくちょくやっているのですが、難しいアルゴリズムを使うような難易度の問題にたどりつかないという課題がありまして、今のところはあまり活用できていないなという印象です。もっとABCD4完をスムーズにといてE問題への挑戦権を獲得したいですね。

上図は私の精進グラフです。正直どういった仕組みになっているかは分かりませんが、競プロerはよく目安にしているイメージがあります。実際には精進灰色でも緑コーダーみたいな人はよく見るので、精進とレートの関係はあまりよくわかっていません。

私の場合はそこそこ精進グラフがレートに追従しているという感じですね。私はAtcoder上の演習しかこなしていないので妥当な結果かなと思います。

勉強したアルゴリズム

勉強はしたものの本番では使わなかったものも多いですが、緑色コーダーになるために必要な問題の対策として、過去出題されたアルゴリズムを履修しました。正直なところデータ上でもDPと二分探索が頻出らしいのでそれらに対して深い知識があれば大丈夫だと思っています。(DPはここ最近のコンテストでほぼ毎回出ているような感じがあります。)

私はアルゴリズムノートというものを取っていまして、それで過去に出題されたアルゴリズムの記録やライブラリの整理などを行っています。本番でそのコードをコピペで張り付けて少し変更するなんてこともよくあるのでオススメします。(私は色別にフォルダ分けしていますが、○○は××色のアルゴリズムという感覚をもつと本番で失敗しやすいのでそういった認識はもたないようお願いします。)

 

灰色

  • 並び替え列挙
  • 組み合わせ列挙
  • 素数判定
  • 約数列挙
  • 要素の分布を求める

茶色

  • bit全探索
  • 深さ優先探索(DFS)
  • 動的計画法(DP)
  • 二分探索
  • エストラテネスのふるい
  • マス目で一直線に並ぶ要素の取得(4近傍、8近傍)
  • ランレングス圧縮
  • 尺取り法
  • 優先度付きキュー
  • 累積和

緑色

私はPython勢なのでnumpy, itertools, collections, bisect などの使い方について勉強しました。

 

アルゴリズムとは関係ないのですが私のテンプレートに入っている関数を紹介します。

毎回のコンテストで追加していったらいつの間にかこんなに多くなってしまいました。よく使うものを紹介します。

nPr(), nCr(), nCrm() : 競プロではおなじみの大きい素数で割るやつですね。標準ライブラリでは確かなかったので作っています。逆元の計算はあまりよく分かりませんが、関数として作っています。

IP(), PL(), F2L() : 競プロででは素数を扱う問題も多いですよね。ちなみに関数の命名の最後にあるLというのは返り値がlistだよということです。コメントで=>の後に返り値はどういったものなのか書いてあるのですが、ちょくちょく忘れるので関数の命名で分かりやすくしています。

engL(), ENGL() : A問題でよく使う関数ですね。ライブラリを使用するとワンライナーですが、あまり使わないので忘れやすいので関数化しています。アルファベットは26文字という知識も併せて持っておくとよいと思います。

TS(),T2d(),BR() : デバッグをするときに役に立つ関数たちです。fstringもfor二重ループも書くのがめんどくさいです。結構使っています(dpの問題でT2d()が役立ちます)。

幾何ライブラリは作ったはいいものの本番で使用したことがないので紹介はパスします。このテンプレート紹介自体が誰得案件なのでいいですよね?

メンタルの保ち方

この項目を入緑記事に書く人はそうそういないと思います。ですが、私はとてもメンタルが弱いために入緑までに悩んだことや病んだことが多かったので共有させていただきます。誰かの役に立てたなら幸いです。

まず一番つらいのは大負けの時ですね。しょうもないミスでペナルティを量産してしまっただとか、序盤の問題でつまずいて以降の問題が解けなかったということが考えられますよね。特に私はB問題がすごく苦手でここ最近でもC,D問題よりB問題の方に時間をかけることが多いです。C,Dが簡単な場合は取り返しがつくのですが、大負けの可能性があるので常にびくびくしています。さらにB問題は難易度が低く出るので解けなかった場合のマイナスがとても大きいですよね。

「周りはスラスラと解いてる」「レートの伸びが小さい/時にはマイナス」「最近停滞している」といった事実をみると病んでしまうのもしょうがないですよね。

Twitterでは問題で困った時には助けてもらえる利点がありますが、比較症の私にとってはなかなかきついものがありました。私は今でもメンタルが安定しているとは言えませんが、それらに対して多少は楽になる考え方を共有したいと思います。

「勉強になったな」

これです。結構な綺麗事に聞こえると思いますが、この考え方で私は乗り越えてきました。つまずいたのも実力、時間内に間に合わなかったのも実力と反省して次に進むしかないということです。対戦ゲームのように1回負けたら1回勝たなくちゃもとに戻れないというものではないので気楽に考えていいと思います。大負けのときはこの考え方に行けるほどのメンタルはないのですが、微減などの状況ではこれで自分を慰めています。

「周りは化け物」

データでは緑は上位15%なのに競プロerがみんなツイ廃で錯覚してしまうことがありますよね。chokudaiさんも2色上/成長速度が異常の人は化け物認定していいと言っていました。コンテストで+30以上の成績を取れる人は化け物と思いましょう。私には到底取れません。

「他の趣味に昇華」

私はこれが出来ませんでしたが、これが出来たらとてもよかったかなという備忘録として書いておきます。例えば私ですとイラスト/Live2Dですね。競プロからいったん離れて別のことをしてみるというのもいいのかもしれません。私がこれが出来なかったというのはイラストを描いてる途中でも「入緑しなきゃな」と思ってしまったからです。ほかの趣味をしていたらその分競プロに費やす時間が減るので、人によっては向かないと思います。

まとめ

あまり絵描きの話は出来ませんでしたが、これにて入緑記事を締めようと思います。今回の記事でだいぶ上から目線をしてしまいましたが、私も精進している身ですしあくまでくしらっちょの意見なんだなという認識でお願いします。

この後に推し布教記事があるので、お時間が余っているようでしたらお読みください。

推し(お師)紹介

twitter.com

なきっちょの紹介

ちょくちょくツイートしていたので知っている人もいると思いますが、私の推し(お師)はなきっちょです。私の名前の「っちょ」はなきっちょに付けて貰いました。とても大事にしています!

なきっちょは本業SE兼イラストレーター&Live2Dモデラーですね。イラストでもLive2Dでも受賞経験があるということでめっちゃすごい人です。私はイラコンでなきっちょの総合優勝の作品を見た時に一目惚れしました。

今なきっちょはイラレッジというイラストの学校というテーマのグループに所属しています(現時点ではメンバーは3人)。学長はたか先生(https://twitter.com/taka_illust82)という私たちのイラストの先生です。私もイラスト添削などかなりお世話になっています。まだ多くの人にみつかっていないだけでとてもすごい人です!

イラレッジでは各メンバー事に活動内容が異なっています。

  • たか先生はYoutubeでのイラスト添削配信/自身のイラスト塾の運営
  • うたたさんはYoutubeでイラスト添削/講座
  • なきっちょはYoutubeでの様々なジャンルのイラスト配信/Live2D配信

をしています。全員魅力的で素晴らしい方なのですが、今回はなきっちょの紹介に絞らせていただきます。

なきっちょは毎週日曜日夜7時から配信をしてます。内容は事前にツイッター上で告知しているのでTwitterのフォローもしておいてください。自身も自作のモデルでバ美肉をしているので新人Vtuber(?)です。とてもかわいいので配信を覗いてください。

なきっちょの作品

なきっちょから使用許可がでているのでいくつか紹介させてもらいます。(なきっちょありがとう)

  • なっきちょがイラストコンテストで総合優勝を取った時の作品(めっちゃかっこいい!私の最推し絵)
  • なきっちょのLive2D作品(めっちゃかわいい私もはやくこの域に到達したい)

  • なきっちょはイカちゃん絵師でもあります(アニメーション最高だよなぁ)

推しポイント

私がまだなきっちょのことをよく知らなかった時期は一人称が俺だとか僕だとかで性別がわからなかったんですよ。2月あたりからVtuberで活動するようになってから「え?女性なの!?え!!」ってなりました。文面では性別がわからないですが、コスメが好きだったりかわいいものが好きだったりと乙女です(配信でかわいいと言うと喜びます)。

リスナーとの距離が近いので、配信でよく視聴者とも話す機会があります。自分ではコミュ障といってますけど、話すために家電屋にいったりと絶対コミュ強です。だまされちゃいけません。ベラベラ話せるのはもうVtuberとしてのセンスあるよ(歌ってみた投稿しろよ())。

なきっちょはイラストとLive2Dのこと大好きっていうのも推しポイント。自分が打ち込むことに対する関心だとかは当たり前だけどすごく大事なこと。なきっちょが7年ほどイラストが続いているのはそれが基盤になっているからだと思う。私はイラストにそこまでの意欲はもっていないから、本当に尊敬するよ。

絵がうまい!まぁこれは当然なことなのですが、一応書かせてもらいます。実際に作品を見れば一発で引き込まれると思います。正直人のイラストに関して自分の解釈をのせて本人と違かったなんてことがあると大惨事なので普段はしないのですが、今回は布教記事ということで敢えて書かせてもらいます。Gペン塗りを基調としたイラストですね。エッジが立っててとても美しいと思います。私は厚塗りなので詳しくは分かりませんが、書き込み量やメリハリ、色味がなきっちょの強みだと思ってます。余談ですが女性絵描きは色使いがすごくうまいという印象があります。なきっちょが化粧が好きということもあって、色使い、顔周りの描き込みは一級品だとおもいます。

それと、構図ですね。なきっちょはパースが聞いた大胆な構図でイラストを描くことが多いんですが、パースをあれほどうまく使いこなせる絵描きはそう多くないので、他の絵描きとの差別化がされていると思います。(プロの絵描きは何をとっても上手いんだけどね。)

Live2Dに関してもいくつか言及したいこともあるのですが、私が話せるほどの知識がないので今回はパスします。Live2DJUKUの配信で講師の方がおっしゃっていたのですが、「鼻ひとつをとっても人それぞれのモデリングの違いが出る」とのことだったので、よく観察したらわかるかもしれませんね。私はまだLive2Dの観察眼がないのでよく理解できていないのですが...

終わりに

初めてブログというものを書いてみました。次回書くとなれば入水ですかね。今年中に達成できそうにもないのでまた半年後に執筆することになりそうです。書いててすごく楽しかったです。とりあえず私はなきっちょの布教をするために書いたといっても過言ではないので、なきっちょのフォローよろしくお願いします。

なきっちょ及び様々な競プロerに支えられてここまで来れました。出会いに感謝します。今後ともよろしくお願いします。拙劣ながらここまでお読みいただきありがとうございました。